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47エッセイコラム

世界の地元メシ ほしのしょうこ


4.ほぼベルギーのワッフルというベルギーワッフル ベルギー

今回は、上がり込んで食べた家庭のメシではないが、世界の地元メシくくりで覚書。


ベルギーというところに迷い込んだことがある。別に行こうと思っていたわけではなく、ドイツ近辺をうろついているうちに、バスでうっかりたどり着いたって感じ。そして、私はこの瞬間まで、ヨーロッパがEUROになったことの意味が全くわかってなかったんだな、ということをわかったのだった。

ベルギーって、他のヨーロッパの地方都市に比べると、パッと見、なんか小ぶりでショボいのね(ごめんよベルギー)。だからすぐに「帰ろっかな」と思ったのだが、ただ、バスで隣になったオバちゃんが「ベルギーってご飯美味しいの、本当に美味しいの!」って何度も言っていたので、放浪ついでにベルギーメシの試食でもしようかと思って、とりあえず立ち寄ることにした。

突然、なんの前情報もないショート・トリップとなったので、目に入ったものを食べることにした。

とりあえず、駅前広場の公園みたいなところで、多分どこにでも売っているフリッツという、ベルギーの揚げ芋を食べる。売り子の金髪イケメン兄ちゃんが言うには、フレンチフライ(フライドポテト)はベルギー発祥で、揚げた芋はベルギーが世界一うまいのだそう。

ベルギー フリッツただ単に、マックのポテトの太い版みたいなものなんだけど、この国は芋が主食なもんで、確かにうまい。味は、インカのめざめがキタアカリ級にホクホクした感じのもので、外側をバッキバキにハードに揚げてある。

正直、これで3食でもいいと思った。地元の人たちも普通に並んで買って食べているので、本当に国民食らしい。

次にすぐにチョコレートを売っているカフェがあったので、入ってホットショコラと、お行儀よく並んでいたチョコレートをいくつか食べる。よく考えたら、ベルギーってゴディバの国じゃん!と思い出し、その他のチョコレート製品とパフェも食べることにした。

ヨーロッパは甘いものは口が壊れそうなほど甘い国が多いけど、ベルギーのお菓子は濃度があってもクリームとカカオに新鮮さがあり、少しだけ塩が効いて、そして後味が軽い。だからもう一個!、ができるんだろうな。この辺に、バスのおばちゃんが繰り返し言っていた「メシウマ」の秘密があるのかもしれない。

2食続けて美味しかったので、どうせなら泊まろうかな、と思い、道で適当に人に聞いて見つけた商店街の小さなホテルにチェックインして荷物をおいたあと、また街を彷徨う。美術館にもインバウンドチケットでお安く巡ってみたりした。美術館のコーヒーがどれも1ユーロだったことだけが、昨日のことのように思い出される。

晩御飯は、レストランがどこも居酒屋風の騒がしさがあったので、総菜屋でその場で作ってくれる「子牛のカトレット」(正式名はシュニッツェルというらしい)という、牛カツのようなものと、パン屋で売っていたチーズパン、ハム屋で買ったハム・サラミ・サラダ惣菜を買って部屋で食べることにした。

仔牛のカツはラードで揚げてるのでやたらと香ばしいのと、ローズマリー風味でスカッとした香りがいつまでも口の中でして、本当に美味しかったなあ。ワイン買えばよかったと後悔したのを覚えている。この日はこれでおしまい。

ベルギーpure 翌日は朝から、「ピュレ」というポタージュスープのものすごく濃厚なものを飲んだ、というより食べた。

そのホテルは商店街のアーケードの中にある小さい歴史あるホテルで、ご主人がオーナーで、マダムが朝ごはんを作ってもてなしてくれる。なので、これはベルギーの家庭の味ということらしい。日本だったら、地方の温泉街にある名物女将の手料理ってところだろう。

「ピュレ」っていうポータジュスープは、じゃがいもと長ねぎとをクリームとミルクで煮込んで裏ごしてしているだけなんだけど、これも新鮮で塩味クッキリ効いてて、そして味が濃いのに後味が軽い。

これにカフェオレと焼きたてクロワッサンという朝ごはんだけど、これだけで十分満足してしまうほど1つ1つのクオリティが高い!バスのおばちゃんの「ベルギーってご飯美味しいの、本当に美味しいの!」の言葉が脳内でこだまするぜ。

ホテルのマダムに聞いて、商店街の中の美味しいお店を数件回って帰る(ドイツ方面に)ことにした。最後に忘れそうになって慌てて買ってバスに持ち込んで食べたワッフルも衝撃の味だったなあ。ああ、あれ、もう一回食べたいなあ……と、言う話を、数年後に日本に帰ってきてからベルギー出身の友達マークに話したら、なんと!!

池袋などにある「MR.waffle」で売ってるベルギーワッフルはほぼ、ベルギーのワッフルなのだそうです。マーク曰く「まさか!まーさーか、日本でこんな本格的なベルギーワッフルが食べられるとは思ってもみなかったです」と言うレベルにベルギーワッフルなのだそうです。

そんなわけで、突然思い出したベルギーのお話ですが、みんなも本物のベルギーワッフルを食べたければ日本でもベルギーとほぼ同じもの食べられることを思い出せたので、あの1.5日のベルギー旅は意味があったな、うん。 【参照:Mr.waffle

 

[ほしのしょうこ プロフィール]
25年ほど雑誌・WEBマガジンなどで記事を書き散らしているフリーライター。 副業でWEBデザイナー崩れもしている。趣味は散歩と仕事。重度の放浪癖があり世界を 鞄一つで浪漫飛行していた。現在は頑張って日本に定住中。



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