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47エッセイコラム

夏にガッツリ食べたいカレーのアジア旅 伊能すみ子

皆さんはどんなカレーがお好きですか?日本の国民食ともいえるカレーは、自宅で作る我流カレーライスはもちろん、専門店やレストランに行けば、札幌発祥のスープカレーや北九州の焼きカレーなど、見た目も味わいも個性的な名物カレーが数多くあります。さらには、本場インドカレーや欧風カレー、ブームになったタイのマッサマンカレーなど、世界のご当地カレーも人気ですよね。

私がアジア巡りをする時も各国のオリジナル性あふれるカレーを良く食べます。スパイスや食材の使い方も国によって様々で、ついつい良い香りに誘われてしまいます。さっそくアジアカレー旅にでかけましょう。驚きのカレーも登場しますよ!

【カンボジア/チキンカレー】
チキンカレー
世界遺産のアンコールワット群が世界的にも有名なカンボジア。この国で食べられているカレーは、辛さ控えめのマイルドな味わいになっています。ポイントは具材の“サツマイモ”。甘みがあって、とても食べやすいのです。辛さも唐辛子ではなく、“胡椒”を効かせていることも他の国では見られない特徴です。カンボジアは胡椒の産地としても有名で、その胡椒の生産に貢献したのが日本人というのも興味深いでしょう。食べやすいせいか、ついついカレー探しに熱が入ってしまいました。

【マレーシア/ナシカンダ―】
ナシカンダ―
マレーシア北部にあるペナン島の名物です。店頭にずらりと並んだおかずの面々。遠くからでも美味しそうな香りが漂ってきます。フライドチキンや野菜炒めなど、色々なお惣菜をライスと共に皿にのせて、カレーソースやグレイビーソースをかけて食べるのが特徴です。カツカレーのようにおかずの要素とカレーが混在したハイブリッド系ともいえるでしょう。様々な味が一皿に盛られているので味が心配になるところですが、ソースに絡めることで深みのある具沢山な贅沢カレーに変身します。

【シンガポール/フィッシュヘッドカレー】
フィッシュヘッドカレー
思わず「ギョギョ!」と、さかなクンのようなリアクションを取りたくなりますね。シンガポールに移民したインド人が、余った魚の頭を利用して作り出したカレーです。スパイスの香りがふんわり広がって、じわじわと汗が出てくる辛さですが、魚のダシがスープに浸透してさらりと食べやすくなっています。バナナの葉の皿にカレーとライスを盛って、手を使って食べている人を多くみかけました。寿司を手で食べるように、カレーも手食をすることで、“触感”の楽しさを知ることができるでしょう。

【日本/赤カレー】
「八幡屋礒五郎」のカレー
長野・善光寺近くに本店がある七味唐辛子で有名な「八幡屋礒五郎」のカレーです。販売店舗の奥はカフェになっています。赤カレーは北インドのバターチキン風になっていました。このカレーの最大の魅力は“スパイスかけ放題”。ずらりと並んだ味は、定番の七味唐辛子やピリリと刺激ある粉山椒など、全6種類。中でも赤カレーにピッタリなのが、クミンやコリアンダーなどがブレンドされた「七味ガラムマサラ」です。トマトベースの酸味あるカレーにガラムマサラの辛味のアクセントが食欲をそそります。そば処としても有名な地ですが、新たな名物料理としてもおすすめですよ。

日本独特のカレーがあるように、世界各国でもカレーは食べるだけではなく、食文化としても欠かせない料理です。今回ご紹介したカレーは、日本でも各国の専門レストランで提供されています。スパイスの使い方もそれぞれですので、香味と辛味のハーモニーを楽しんでくださいね。


伊能すみ子 プロフィール[伊能すみ子 プロフィール]
食の専門家であるフードアナリスト。民放気象番組ディレクターを経て、調理師専門学校で食文化を学ぶ。アジア料理を得意とし、旅をしながら食の楽しさを探究。ウェブサイトを中心に旅や食関連のコラムを執筆。グルメ系テレビ番組などで食の情報も提供する。元気の源はスパイス。『専門店が教える スパイスの基本』(PHP研究所)ではレシピを担当。






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