・TOP・47エッセイ>・47エッセイコラム52

47エッセイコラム

麺をすすれない?!今すぐ食べたいアジアの麺料理旅 伊能すみ子

最近、スーパーやコンビニで見かける食品に、アジア料理が増えてきたなって感じませんか?マッサマンカレーやパクチーブームをきっかけに、アジアの食の中でも麺に注目が集まっています。タイの「パクチー麺」やベトナムのインスタント麺「フォー」、ココナッツミルク味の「シンガポールラクサヌードル」といったアジア麺も発売されています。この一年はまさに“アジア麺ブーム”といえるでしょう。今まで専門店でしか食べたことのなかった人も、気軽に食べることができるようになってきました。

日本同様にアジア各国には、様々な麺料理があります。小麦麺だけではなく、米粉麺を使用したスープ麺や焼きそば風麺料理など、レパートリーは無限大です。日本では、蕎麦やうどんなど、麺の香りを楽しみながらすするのが醍醐味ですが、アジア麺の食べ方は意表をつかれますよ。今注目の麺料理やこれからブーム到来かも?の麺料理をご紹介します。

【シンガポール/シンガポールラクサ】

日清食品から発売されたインスタント麺「シンガポールラクサヌードル」の元祖がこの麺です。あえて“シンガポール”と銘打っているのは、シンガポールやマレーシアの各地域に味わいや特徴の違うラクサがあるので、地名をつけて郷土色をだしています。

シンガポール/シンガポールラクサシンガポール/シンガポールラクサ
スープはココナッツミルクをベースに、エビをはじめとする海鮮出汁です。スパイシーなカレー風味が加わって、ふんわり鼻孔を擽ります。びっくりしたのがブチブチと切れた麺!レンゲですくって食べるのが基本というだけに、あまりの短さに笑っちゃいました。日本人としては、麺をすすれないのがもどかしいところですね。具材は蒸しエビやモヤシ、厚揚げ、さらに“ラクサリーフ”という日本ではお目にかかれないハーブが必須です。お好みでチリペーストを溶かして食べると、スープの甘味と辛みがバランスの良い味に変化します。米粉麺がするりと口の中に飛び込んでくるので、さらっと食べられますよ。

【タイ/パッタイ】

タイ料理レストランで食べたことのある人もいるのでは?米粉麺のタイ版焼きそばです。タイ語で、パッ=炒める、タイ=タイ王国、という意味です。料理名が表すように、タイ全土で愛されている国民食といえるでしょう。

タイ/パッタイ
“センレック”という平たい細麺を使用するのが主流で、若干ですが麺は短めです。タイは、甘味、酸味、辛味の三位一体の味付けがおいしさの秘訣です。その中でもパッタイは、パームシュガー(椰子砂糖)の甘味とタマリンド(マメ科の酸味ある果実)やナンプラー(魚醤)の酸味がポイント。添えられたチリパウダーと“マナオ”という柑橘を絞ると味が完成され、さらに食欲をそそります。モヤシやニラのシャキシャキ感もたまりません。店によっては野菜を生のまま添えていて、箸休め的役割を果たしています。日本のスーパーでも麺とタレがセットになった商品を見かけるようになったので作ってみては?

【台湾/麺線】

台湾のソウルフードともいえる麺線は、日本人になじみやすい麺料理かもしれません。まさに手延べそうめんです。機械化が進む台湾ですが、一部の工場では日本と同様に手作業で麺を伸ばして、天日干ししています。

台湾/麺線
初めて食べた時は衝撃を受けました。見事なまでのカツオ出汁!思いっきり香りを吸い込みたくなります。こちらも箸ではなくレンゲで食べる短い麺です。一度蒸すことで、麺が茶色くなるのが特徴的。濃厚なトロミがあり、食べるスープのような感覚にもなります。これは日本の寒い冬にもぴったりでしょう。豚モツが入っているのが定番ですが、店舗によっては牡蠣入り麺線もあります。屋台料理が連なる夜市でも定番のメニューなだけに、現地での人気は絶大です。日本では台湾料理店をはじめ、専門店がオープンするほど注目の麺料理となっています。

実は、東南アジアをはじめ多くの国では、日本のように音を立てて食べるのはマナー違反とされています。麺をすするのは意外にも難しいようで、短い麺の方が食べやすいというのも納得ですね。



伊能すみ子 プロフィール[伊能すみ子 プロフィール]
食の専門家であるフードアナリスト。民放気象番組ディレクターを経て、調理師専門学校で食文化を学ぶ。アジア料理を得意とし、旅をしながら食の楽しさを探究。ウェブサイトを中心に旅や食関連のコラムを執筆。グルメ系テレビ番組などで食の情報も提供する。元気の源はスパイス。『専門店が教える スパイスの基本』(PHP研究所)ではレシピを担当。








ページ上に戻る

47エッセイ

47エッセイ

プレスリリース無料作成

プレスリリースを無料で作成します

プレスリリース無料作成

メールマガジン登録

月1回のメールマガジンの登録をお願い致します

メルマガ登録

47PRアンテナショップ

47PRアンテナショップ

コンタクト47PR

Facebook