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47エッセイコラム

五感で感じるエッセイ『イン・ラケ’ッチ!』  白川ゆり

10.「いくつあってもうれしいもの」
晴明神社

「異次元」という言葉がメディアを飛び交った。

11月のNHK杯に続き、12月のグランプリファイナルでも驚異の300点越えを叩き出したフィギュアスケート羽生結弦選手。
音楽と衣裳で日本を強くアピールし、さながら魔法のように自在に氷上を駆け抜け、跳び、舞う「陰陽師」に、私たちは熱狂した。

その興奮が覚め、ふと気づくと今年も残すところあとわずか。そろそろ来年のカレンダーを準備する時期である。

この「カレンダー」(暦)と「陰陽師」には実は深い関わりがある。

映画やドラマの影響もあって、「陰陽師」と言えば、呪文を唱え、悪霊を祓う和製魔法使いのようなイメージがある。
だが、本来は、古代から朝廷に関する職務の全般を担っていた中務省(なかつかさしょう)の「陰陽寮」(おんみょうりょう)という部署の官職の一つだった。「陰陽寮」は、占い・天文・時・暦の編纂を担当していた。

人々の暮らしに大きな影響を与える暦。この暦作りが陰陽師の主な仕事だったのだ。

現在私たちが使っている太陽暦(グレゴリオ暦)は、明治初期に改暦された新暦である。
それまでは、月の満ち欠けを基本とした太陰太陽暦(=旧暦)が用いられていたが、明治5年12月2日をもって旧暦は廃止され、翌日、唐突に新年が始まった。つまり、明治5年の12月はたったの2日しかなかったのだ。この改暦は相当強引で、布告が11月9日、施行のわずか23日前だった。市民、大混乱。
表向きは西洋化を急いだためだったが、本当の理由は、明治政府の財政危機。改暦によって、公務員の給与を合計2カ月分浮かせるという驚くべき企みだった。

まさに、近代化黎明期のドタバタ騒動。
これを現代に置き換えてみると、「アナログ放送は終了。来月から地デジになります。以上」と、突如投げられたようなもの。情報の伝達手段が今より格段少ない当時、国の隅々にまで報せが届く前に、改暦が施行されてしまったに違いない。ああ、市民、大混乱。

2016年カレンダーそして、来年2016年。ある意味強引に思えるカレンダーの変更があるのをお気づきだろうか。

8月11日。新しい祝日、「山の日」の誕生である。
こういう強引さは大歓迎だ。
是非とも次は6月に祝日を追加して頂きたい。「雨の日」というのはどうだろう。「稲の健やかな生育を祈る」とか「農家の人に感謝する」とか、その理由は何でもいい。
ついでに「川の日」「空の日」「町の日」「村の日」「雪の日」…。

ああ。カレンダーが祝日だらけになってしまう〜。
そうなったら旅しまくるぞ!
まずは、あそこに行って、それからあそこに行って、次にあそこに行って…。

…幸せな妄想の中、今年も暮れていく。
それでは皆様、よいお年を!

 

 

[白川ゆり プロフィール]
マヤ叡智教導委員、アロマテラピーアドバイザー。 日本大学芸術学部映画学科を経て、WALT DISENY WORLD EPCOT−CENTER JAPAN PAVILIONトラディショナル・ダンサーオーディションでグランプリを受賞、渡米。 帰国後、演劇ユニット「プロジェクト・ミッション」を結成。ほぼ全作品の企画・脚本・演出・出演を務める。FMラジオ 『10NIGHTS STORIES』、ニッポン放送『Bitter Sweet Cafe´』等の脚本を担当。またマヤ叡智教導委員として、古代文明の教えを次世代に継承することを目的に、ワークショップ等を開催している。

2015年7月より、マヤカレンダーのパワーを取り入れたオリジナルアロマ『ITSUKI』の販売をスタート。
★ITSUKIホームページ http://www.casadexux.com

 



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